ベトナムの交通・運輸インフラ整備状況
≪中部地域ーダナン周辺≫

水深が深いことが利点、造船・重工向きか
将来のインドシナにおける一大輸出拠点へ


 【べトナムーラオス間】 第2「メコン国際」架橋工事の着工式を開催

    

 インドシナでは現在、ベトナムからラオスを経て、タイ〜ミャンマーへと至る「東西回廊」(全長1,500km)幹線道路の補修や橋梁の建設がアジア開発銀行(ADB)や日本政府などの資金援助で進行しつつある。そのうち、ベトナムとラオス間を結ぶ幹線道路の整備が進められている地図参照。この幹線道路は、ベトナムの港湾都市・ダナンから国道1号線を北上して、ドンハを経由して国道9号線に入り、ラオス領内を通過して、タイ国境のサバナケットへ至る。このうち最近、メコン川を挟んでラオス側のサバナケットとタイ側のムクダハンとを結ぶ第2「メコン国際」架橋工事の着工式(2004年3月21日)がタイ・ラオス両首相が参席するなか執り行われた(なお、第2「メコン国際」架橋の工事進捗状況は現在、橋脚の設置工事が完了し、橋桁の設置工事が進められている写真参照(C):IHCC、2005年4月)。同橋は全長2,050m、車道は片側1車線の計2車線、これに歩道が付随する。この他、出入国管理や通関施設、レストラン、免税店、駐車場などが完備する。建設資金は日本の円借款で賄われ、タイに約41億円、ラオスに約40億円が供与される。2006年に完成の見込み。

 (参照)
     :本欄「
第2メコン国際橋が開通(2006年12月20日)

     
 :本欄「ベトナムと周辺国とのインフラ整備状況(「インドシナ東西回廊」構想)

     
 :本欄「雲南省の高速道路整備状況
ー次期有力代替地、ベトナム北部との連携ー


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≪今後のベトナム発展エリア紹介ーダナン市≫
−映像で見るダナン市-

大水深港湾・造船所の開発が可能・ダナン周辺

 【ダナン港】
                                
ダナン・ティエンサ港(IDE・HP)
 ダナン港は3つの港とからなる。フランス領であった頃の1902年にハン川沿いに建設された「ソンハン」港、ベトナム戦争中の1965年に米国が軍港として建設した「ティエンサ」港、現在ハイバン峠の裾野付近に計画が進んでいる「リエンチュウ」港ーーである。このうち、東西経済回廊で深海港として期待されているのが「ティエンサ」港である。ダナン港の水深は12mほどで、すでに円借款により国道1号線からのアクセス道路と防波堤が完成し、港湾の整備が進められている。2005年度におけるコンテナ取扱量は3万4,363個(20フィートコンテナ)と、北部のハイフォン港の約40万個とまだまだ開きが大きい。
ーー(要約):「大メコン圏経済協力ー実現する3つの経済回廊」、アジア経済研究所(IDE-JETRO)、石田正美・工藤年博、写真も)

 【造船所】

 中部最大のダナン造船所が着工・05年12月

 ビナシン(ベトナム造船産業公社)は2005年12月11日、ダナン市ソンチャー区でダナン造船所建設工事の着工式を行った。ダナン造船所は総面積31.7ha、総工費約6000億ドン(約46億2000万円)で、ベトナム中部最大の造船所となる。2006年9月に完工予定だ。積載量1万5000トンまでの船舶を造船し、積載量3万トンまでの船舶を修理可能なダナン造船所はズンクアット経済区の造船所やニョンホイ経済区に建設予定の造船所とともに、中部造船工業地帯を形成し、国内市場・国際市場の需要に応えていく。ーー(「Nguoi lao dong」紙、(c) VIETJOベトナムニュース、2005/12/13)

 韓国・STXグループ、ベトナムに大型造船所建設へ

 韓国・STXグループは、ベトナム・ニャチャンに5億ドルを投じ大型造船所を建設すると明らかにした。STX造船、STX持ち株会社、STXエンジンの3グループが企業連合の形態で建設を進め、このほど総理室の認定を受けたという。これを受けSTXグループは、ニャチャンを管轄するカインホア省に造船所建設許可を申請し、早ければ3月中にすべての行政手続が完了する見込みだ。STX造船は、現代尾浦造船とベトナム造船産業総公社(ビナシン)が共同運用している現代ビナシン近くに105万坪の用地を確保している。ベトナムでは最大規模となる30万トンクラスのバルク船や液化天然ガス(LNG)船、液化石油ガス(LPG)運搬船を建造する計画だ。STXグループは昨年初めに調査団を派遣し地質調査を終えており、同10月にはハノイに現地法人を設立しベトナム政府の承認を求めてきた。承認が得られ次第建設に着手する計画で、2009年に1段階、翌2010年に2段階工事が完了すれば、10万トンクラス、30万トンクラスの大型船舶建造が可能となる。ーー((c)YONHAPNEWS、2007年2月27日)

 ダナン市、ハイテク産業などを積極誘致

 ●ダナン市:ハイテク産業などへの投資を優遇

 
ダナン市は、通信技術・電機・電子などのハイテク産業、輸出品生産産業、港湾・航空・金融・運輸・観光などのサービス産業への投資案件に対し、優遇策を適用する。具体的には、工業団地以外に立地するプロジェクトに対して用地買収費用の50〜100%の支援を行う。同市は現在、ダナン港の改良工事を実施中。またダナン空港の国際線(ダナン−シンガポール間、ダナン−大阪間など)の増便が計画されている。

      (参照サイト):「ベトナム・ダナン市」(日本語・Homepage)

      (参照サイト):「Danang City, Vietnam」(English・Homepage)
      (参照サイト):「
Danang City, Vietnam」(日本語・Movie)


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