ベトナムの交通・運輸インフラ整備状況
≪南部・ホーチミン地域≫

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 ホーチミン市内の鉄道建設計画

 ≪地下鉄・経過≫

 ホーチミン:地下鉄・モノレール9路線の建設を計画

 
ホーチミン市内鉄道整備準備委員会は、2020年までの市内鉄道整備総合計画案報告書作成を完了した。それによると、ホーチミン市は2020年までに地下鉄6路線、路面鉄道・モノレール3路線を建設する計画。市内鉄道整備準備委員会では2005年第3四半期中にドイツ、ロシア、日本が建設を計画している地下鉄、モノレール4路線の仮事業化調査報告書を市に提出する見込み。

 ホーチミン:地下鉄2路線建設計画案、9月にも政府に提出

 ベトナム初となる地下鉄建設が計画されているホーチミン市で、最初の2路線の建設計画案が2005年9月中にも政府に提出される。市では地質調査費などの費用を既に拠出しており、現在、独シーメンスが計画案を詰めている。この地下鉄2路線の建設費用は約8億米ドルで、うち30%はベトナム政府が無金利融資を実施するほか、アジア開発銀行から最低3億米ドルの融資を受ける計画。またドイツ政府が1億米ドルのODA(政府開発援助)による資金援助を行なうほか、オーストリア政府による資金援助も見込まれている。
ーー(2005年8月)

 【韓国・サムスングループ、ロテム社と地下鉄建設に参加意向】 

 サムスン・グループはロテム社と組んで、ハノイ市地鉄の実行可能性プロジェクト(F/S)費用を負担し、韓国政府から優遇借款で一部資金を調達する用意があると参加の意向を示した。


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 ≪地下鉄・1号線≫

 ■ホーチミン地下鉄「1号」線、円借款で2010年着工≪New≫

 ホーチミン市人民委員会は2007年4月12日、円借款による同市の都市鉄道(地下鉄「1号」線)事業を正式に承認した。これを受け、建設の詳細設計を行うコンサル業者の告示を来週にも行い、2007年内に業者を確定させる。今回の承認で日本がベトナム最初の都市鉄道を2010年に着工、13〜14年にも営業開始のメドがついた。同事業は「ホーチミン市都市鉄道建設計画(「ベンタイン〜スオイティエン」間)」で全長19.7km(うち地下部分2.6km)。総事業費は10億9000万米ドルで、9億400万米ドルが国際協力銀行(JBIC)融資(事業費には車両・信号設備なども含まれる。)。日本タイド案件で、金利は年0.4%、償還期間は10年の据置期間を合わせ40年。日越両国政府は、3月30日に同計画の第1期分、208億8,700万円(約1億8,000万米ドル)の借款供与調印をしていたが、ベトナム側での調整が遅れ、今回の正式承認に至った。
ーー(2007年4月12日)


 ≪地下鉄・2号線≫

 ■ホーチミン市:地下鉄・2号線のデポ、8月着工予定

 ホーチミン市都市鉄道管理委員会は、都市鉄道・地下鉄2号線(ベンタイン〜タムルオン間)を2010年8月に着工できるよう準備を進めていると明らかにした。まず12区の面積25haの敷地で、タムルオン・デポ(車両基地)を着工する予定。地下鉄2号線は、ベンタインを起点にファムホンタイ通り、カックマンタンタム通り、チュオンチン通りを通ってタムルオンに至る全長11.322km(うち9.315kmが地下部分)の路線。
ーー(2010/06/02)

 ■ホーチミン市:地下鉄2号線案件の合意文書に調印

 ホーチミン市都市鉄道・地下鉄2号線建設案件に関する合意文書がこのほど、同市人民委員会と同案件に融資を行うアジア開発銀行(ADB)、ドイツ復興金融公庫(KfW)、欧州投資銀行(EIB)との間で調印された。地下鉄2号線は2期に分けて建設する。第1期ではベンタイン(1区)を起点に終点のタムルオン(12区)までの12kmが対象で、将来は起点側をトゥーティエム新都市区(2区)まで、終点側をアンスオン交差点(12区)まで延伸する計画。マス・ラピッド・トランジット(MRT)方式を採用、当面は車両3台で運行し、将来的には車両6台で運行する。建設費は第1期だけで12億4700万米ドル(約1120億円)かかるとされ、このうちKfWが2億4075万米ドル(約220億円)、ADBが5億4000万米ドル(約490億円)、EIBが1億5000万米ドル(約135億円)を融資する。なお、地下鉄2号線の着工式は4月末が予定されている。
ーー(2010/03/26)

 ■ホーチミン地下鉄「2号」線は独とADB借款か

 円借款で建設するホーチミン市の都市鉄道(メトロ、地下鉄)「1号」線事業について、中央政府は2007年6月19日、同市人民委員会の事業計画(財務、用地収用、付加価値税の扱いなど)を正式に承認した。こうしたなか、6月21日付サイゴンザイフォン電子版は、同市都市鉄道準備委員会のレ・ホン・ハー副委員長のインタビューを掲載。
「2号」線以降の計画を明らかにした

 ハー副委員長によると、地下鉄「2」号線(アンスオン交差点〜トゥーティエム)と「3号」線(国道13号線〜タンキエン)の両路線はドイツとアジア開発銀行(ADB)の借款で建設される。ADBからは3億5,000万〜5億米ドルの融資を見込むという。ドイツのホルスト・ケーラー大統領が5月下旬に訪越した際にグエン・タン・ズン首相と会談し、同事業についても話し合った。

 「4号」線(ゴーバップ〜7区)は、中国のSFECO(中国上海外経集団有限公司)が予備事業化調査(プレFS)を行った。総事業費は10億米ドル超で、中国政府の借款については言及しておらず、今後、検討するもよう。同路線は、ロシアの金融グループ、ヨブルス(Jobrus)とモスクワ地下鉄建設社が2004年、同市と協力協定を結んだが、資金調達のめどが立たず計画が停滞。中国が「割り込む」かたちで関与が始まったようだ。

 「5〜6」号線に関しては、オーストリア、フランス、韓国、中国が関心を示しているという

 地下鉄「6号」線に加え、道路上を走るライトレール(LRT)もしくはモノレールの3路線も計画がある。1号線は、フランスの借款で同国のロール社が建設するLRT。工期は2〜3年で、工費が1億1,300万米ドルと安く済む。残り2線は、マレーシアのブルジャヤグループが名乗りを挙げている。同市の鉄道計画は全9路線、総延長144kmとなる。

 ■規格・法整備これから

 市中心部のベンタイン市場とミエンドン新バスターミナル(スオイティエン公園)を結ぶ「1号」線の総事業費は10億9,000万米ドルで、9億400万米ドルが国際協力銀行(JBIC)ローン。2009〜10年に着工し13〜14年の完成を目指す。2020年には1日当たり52万6,000人の利用者を見込む。日本の国土交通省が策定したアジアの都市鉄道標準システム(STRASYA)を採用し、日本のメーカーが車両を納入する。

 一方、ハー副委員長はベトナム初の本格的な都市鉄道で、まだ解決すべき問題も多いとし、「メトロの建設・運行規格設定は、これからの課題」と述べた。「2号」線以降に「日本規格」が適用されるかは微妙な情勢のようだ。また、改正土地法(2004年施行)には、地下の所有権について盛り込まれていないことも問題だと語った。

                              ≪「NNA」、2007年6月22日≫


 ≪鉄道≫

  ホーチミン−ドンナイ線鉄道建設のFS完了間近

 交通運輸省傘下の南部交通運輸コンサルタント社(TEDI South)が実施している、ホーチミン市とドンナイ省チャンボム地区を結ぶ都市鉄道建設(全長49km)の事業化調査(FS)がまもなく完了する。2005年内中に調査結果が政府に提出され、来年初めにもコンサルタント、設備納入、工事に関する入札が実施される見通しとなった。ーー(2005年10月)

 ◆ホーチミン:東西大通り路面電車建設

 
ホーチミン市が東西大通り(東西ハイウェイ)に計画している路面電車建設計画に仏・ロアー社が都市鉄道準備委員会との間で覚書を締結した。総工費は約1億ドル、このうち30%をホーチミン市が出資、残りはロアー社を施工業者として決定することを条件に、フランス政府からの低利子借款で賄うよう調整中。東西大通りプロジェクトは道路建設と拡張工事を大林組とピーエス三菱の合弁会社が施工中、また1区と2区を結ぶトゥティムトンネル工事を大林組が受注しており、一部工事が開始されている。ーー(2005年10月)


 ≪モノレール≫

 
ホーチミン:モノレール建設でマレーシア企業が覚書

 ホーチミン市交通公共事業局とマレーシアのベルジャヤ社は、同市におけるモノレール路線の建設投資に関する覚書を締結した。それによるとベルジャヤ社は、

 @2号線(国道50号〜グエンヴァンリン通り、2区):全長24km
 A3号線(クアンチュン・ソフトウエアシティ〜グエンオアイン通り):全長8.5km

 −−の2つのモノレール路線の建設投資計画を立案する。
                        
≪2007年3月26日、Tuoi Tre紙(c) Viet-jo.com≫

 【日立・丸紅、モノレールプロジェクトを支援】 

 ホーチミン市交通工務局、南部交通運輸設計コンサルティング社、それに日本の丸紅、日立各社の共催により、ホーチミン市のモノレール交通システムに関するセミナーが開かれた。日本側は市中心部を結ぶモノレール路線の投資研究について、支援する用意があると明らかにした。モノレール路線の実行可能性研究報告書を2005年2月までに作成する予定。

 ◆ビナコネックス、ホーチミン市でもモノレール計画

 ホーチミン市交通運輸局とベトナム建設輸出入株式総公社(ビナコネックス)は、「都市交通計画におけるモノレール」をテーマとするセミナーを開催した。ビナコネックス・スアンマイ・コンクリート建設株式会社のダン・ホアン・フイ社長は、ハノイ市でのモノレール建設を提案した後、ホーチミン市でのモノレール建設についても検討を開始したと述べ、クアンチュン・ソフトウエアシティ(QTSC)〜タンソンニャット国際空港間と、グエンバンリン通り上での建設を例として挙げた。建築家のゴー・ベト・ナム・ソン氏は、モノレール建設は交通渋滞解消のためだけではなく、観光需要にも応えるべきとして、グエンバンリン通りと東西大通りでの建設が必要だと強調した。参加者の多くは、モノレールに交通渋滞解消の期待を過剰にかけるべきではないとしながらも、地下鉄や路面電車より投資額が低く工期も短くてすむモノレール建設に賛意を示した。
ーー(2010年8月26日、Tuoi tre online(c) Viet-jo.com)


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