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【その他、日系メーカーの動向】
≪住友金属工業≫
【江陰興澄特殊鋼鉄】(江蘇省)
●住友金属工業は、子会社の住友金属小倉が中国の大手特殊鋼メーカー、「江陰興澄特殊鋼鉄」(江蘇省)と包括的な技術提携を結んだと発表した。中国進出が加速している日本の自動車メーカーに2003年から高品質な鋼材を提供する。住金小倉は、自動車用のクランクシャフトやサスペンションなど向けの特殊鋼を製造している。ーー(「読売新聞」、2002年10月30日)
【宝鶏住金石油鋼管】(陝西省宝鶏市)
●住友金属工業が2001年から陝西省宝鶏市で始めた電縫鋼管合弁事業の、その後は中国国内のエネルギー資源開発の増大もあって、油井管の需要が好調で順調な滑り出しのようだ。「宝鶏住友石油鋼管」は中国石油天然ガス集団公司(CNPC)傘下の「宝鶏石油鋼管」と住友金属との合弁会社。
●住友金属工業は恵州市のクランクシャフトの工場に新ラインを設置、2010年に生産能力を現行の3倍弱の210万本に引き上げる。
≪日新製鋼≫
【日新製鋼、中国で合弁・自動車用排ガス管を生産】
日新製鋼は中国の鉄鋼最大手・宝鋼集団と合弁で、2008年1月から自動車排ガス用パイプの生産を浙江省で始める。両社は建材に使うステンレス鋼板を合弁生産してきたが、自動車分野に参入する。中国では神戸製鋼所が自動車ボルト・ナット用鋼材の供給を始め、東京製綱もタイヤ用鋼材の生産を倍増。新日本製鉄などが自動車用鋼板で中国進出しているが、基幹部品向け鋼材でも現地生産が拡大してきた。日新製鋼は浙江省寧波市に、排ガスパイプに使うステンレス鋼管工場を新設する。当初は年産1万トンから始め、日系自動車メーカーを中心に供給、採用が進めば順次増強する。投資額は明らかにしていない。鋼管の母材となるステンレス鋼板は、両社が同市に持つ合弁工場から調達。日新製鋼が高度な加工技術を現地に導入する。−−(「日本経済新聞」、2007年8月2日)
【日新製鋼、中国でステンレス鋼板の生産能力を4倍に】
日新製鋼は中国でステンレス鋼板の生産能力を4倍に拡大する。現地工場に約600億円を追加投資、2005年までに生産能力を単一工場で世界最大の年60万トンとする。日新製鋼は中国の鉄鋼最大手、上海宝鋼集団などとの合弁会社である寧波宝新不銹鋼(浙江省寧波市)で1998年からステンレス冷延鋼板の生産を始めた。合弁会社の生産能力は年16万トン。約90億円を投じて増設工事を進めており年内に年産24万トン体制とする。この工事に続いて今夏にも隣接地(約40万平方メートル)で新工場棟の建設に着手。約2年かけて合計年60万トンの大型工場とする。日新製鋼と宝鋼集団など主要株主が現在、追加投資について協議している。寧波市関係者は「宝鋼側が早期着工を希望しており、月内には最終決定する(註1)」としている。ーー(「日本経済新聞」、2002年6月12日)
(註1:日新製鋼は上海宝鋼集団公司などが合弁で設立する寧波宝新不銹鋼(浙江省寧波市)のステンレス鋼板の生産能力を従来の4倍に拡大すると発表した(2003年7月29日)。
≪神戸製鋼≫
●神戸製鋼、中国で新型炉を販売
神戸製鋼所は独自に開発した「新型回転炉」(直接還元法)を中国で販売する。コークスを使わない効率が高く、生産コストを軽減できる。
新型炉の年間粗鋼生産能力は50万トンほど。 一般的に、高炉で銑鉄ができる時間はおよそ8時間かかるが、新型炉だと1時間10分程度で、従来型と同品質の銑鉄ができる。−−(2004年12月)
≪東京製鋼≫
●東京製綱、新日鉄などと中国でタイヤ補強鋼の工場新設
東京製綱は新日本製鉄とメタルワンと共同出資して中国江蘇省常州市にタイヤ補強鋼材の工場を新設する。年内に年間1万8000トンの量産を開始する。顧客である国内外の大手タイヤメーカーが中国に進出するのを受け現地生産を始める。東京製綱が74%、新日鉄が14%、メタルワンが12%出資する。材料である鋼材は新日鉄が供給する。ーー(2004年4月27日)
●東京製綱、中国でのタイヤ補強鋼を倍増
東京製綱は江蘇省常州市の工場を増強し、2009年度内にタイヤ補強材であるスチールコードとよぶ極細線材の生産を年間3万6,000dと現行から倍増する。母材の線材を供給する新日鉄も国内工場で増産、東京製綱は新日鉄から母材を調達したうえで特殊加工する。ーー(2007年8月2日)
(参照):本欄「主要タイヤメーカー中国戦略」
≪その他≫
●JFEスチールと三井物、中国で鉄鋼副原料を生産
JFEスチールと三井物産は中国企業と合弁会社を設立し、中国・内蒙古自治区で鉄鋼副原料を生産すると発表した。鉄の強度などを高める合金鉄を作る工場を新設し、2005年夏に生産を始める。総事業費は約4000万ドル(約44億円)。合金鉄は鉄鋼生産が伸びている中国で消費が急増しているため、JFEなどは安定した調達先を確保する。現地で合金鉄を生産しているオルドス電力冶金公司と合弁の「オルドスマンガン鉄合金公司」を設立する。資本金は1500万ドルで、オルドス社が51%、JFEと三井物産がそれぞれ24.5%を出資。鉄から酸素を取り除く働きがある合金鉄のシリコマンガンを年間15万トン生産する工場を建てる。15万トンのうち10万トンはJFEグループが輸入し、残りの5万トンは中国を中心に東アジア地域で販売する。JFEは現在、グループで年間約10万トンのシリコマンガンを消費しており、大部分を合弁会社から調達することになる。ーー(「日本経済新聞」HP、2004年8月25日)
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