
△「広州本田上海商務中心(センター)」
から輸送される車輌 |

△「広州本田鉄路発運中心(センター)」で
積み込まれる車輌 |
「広州ホンダ」は2004年度における年産24万台体制に向けて、中国国内の輸送体系拡充に向けての基盤を築きつつある。具体的な輸送路としては、@鉄道とA道路(トラック輸送)が挙げられる。そのうち、鉄道による輸送では、最大で日量600台の輸送が可能な「広州本田鉄路発運中心(センター)」(1.6万km2)を2003年11月、広州市に落成した。鉄道輸送(註)の利点としては、@安全で快速A損傷が軽微ーーなどがある。例えば、鉄道輸送はトレーラーなどによる道路輸送よりも、上海までの時間的節約は「1日」、ハルビンまでが「2日」、新疆へは「4日」ほど早まる。一方、道路輸送に関しては、同じく2003年11月に、「広州本田上海商務中心(センター)」を正式開業した。これにより将来的には、上海・浙江・江蘇・安徽など四省市の50特約店への輸送が図られる。現に、2003年1〜10月期における「広州ホンダ」の同地域の自社販売量は全体の20%(18,000台)ほどになる。
【ホンダ、北京に車輌配送拠点ー鉄道に切り替え】(註)
ホンダは広州・上海に次いで北京に大規模な車輌配送センターを設立する。3都市の配送センターに常時1,000台程度の在庫をもつ。また、配送センターの設置に伴い、乗用車の生産工場がある「広州ホンダ」から上海・北京に配送する新車の輸送を従来のトラック輸送から鉄道に移行する。現在、「広州ホンダ」では日産1,000台の車輌を生産しているが、そのうち350〜400台ずつを上海と北京に配送している。ーー(2004年6月)
(註:広州ホンダ製の乗用車を積載(完成車250台)した専用列車が、このほど広州市の広州ホンダ鉄道配送センターから北京に向け出発した。この専用列車は隔日運行される。これにより、広州ホンダが北京市場への納品に必要とする輸送期間は、これまでの5日から1〜2日に短縮される。ーー2004年12月)
(註:中国の産業高度化にともなって、国内の物資輸送も活発になってきた。中国では一般的には、物資の輸送はこれまで、石炭や石油、セメントなどの産業用原燃料や農産物などの食糧輸送が第一義的に考えられてきた。そのため、鉄道の能力不足や輸送システムからしてそのほかの産業用物資の輸送は二の次になっていた。しかしここへきての産業用物資の輸送増強であるが、今後も全産業ベースにわたり、同様なことをもたらすことは難しい。そのため中国政府は、次期の第十一次五ヵ年計画(2006年〜10年)では、在来鉄道の新設・改良をともなう高速化(時速200km)を進める。)
●ホンダ子会社、中国物流を自前で効率化・トラック輸送免許取得
ホンダの子会社、「ホンダ・エクスプレス」(三重県鈴鹿市)は全額出資する「本田物流(武漢)倉儲」(湖北省武漢市)が、中国交通部から6月7日付で道路運輸認可(危険物などを除いた貨物)を得たことを明らかにした。6月内にも営業許可や運行免許を取得する。日系企業の100%子会社が中央政府からトラック輸送免許を得るのは初めて。
(参照):本欄「中国鉄道貨物輸送の特徴」
(参照):本欄「中国、在来線の高速化へ国内入札実施」
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