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北京市、交通管制システム計画

 「北京市公安局・公安交通管理局」発表によると、2003年現在における北京市の自動車所有台数(自動車・二輪車・電動車などエンジン付き車両全般を含む)が200万台を突破した(その後、2007年5月における自動車保有数は300万台を突破。100世帯あたりの自動車保有数は20台前後に達した)。そのうち個人所有は全体の64%に当たる128万台。急激に自動車所有台数が増加した結果、朝夕の渋滞や大気汚染などが大きな社会問題となりつつある参照:本欄「北京市内の道路渋滞状況)。


   

 ■北京市、公安交通指揮センターが始動

北京市公安交通指揮センターが2007年4月28日、正式に始動した。同センターは交通観測、交通コントロール、勤務指揮、情報サービスなど多機能をそろえているほか、ハイテク技術を利用し、全市の道路交通を統一して指揮・コントロールすることができる。


北京市、新車タクシー5万台にGPSシステム

北京市輸送管理局はこのほど、「北京市は、新車のタクシー5万台にGPSシステムを搭載した。来年のオリンピック開催までに、他の1万台余りにGPSを徐々に取り付けることにしている。これが完了すると市民は自宅でもタクシーの予約が出来る」と述べた。北京市輸送管理局のタクシー管理担当官馬燕傑氏は、「GPSの取り付けによりり、タクシーをトータルに管理し調整することが出来る。今後、北京市には、安全確保、管理と調整、及び情報収集など多くの機能が生かせる指揮センターを3ヵ所設置する予定だ」と述べた。ーー(「中国国際放送局」、2007年8月10日)

中国の「カーナビ」開発進展状況」(会員専用)


 北京市は現在、交通管制センターが市内1,040ヵ所の信号機を制御しているが、そのうち、集中制御式信号機で制御されている交差点は236ヵ所で、そのほかは単独制御となっている。そのため北京市は、2001年にITS発展を目的とした、第10次5カ年計画(2001〜05年)を打ち出した。それによると、5億4,000万元を投入して、2004年までに北京市のITS化を先進国基準までに引き上げるとしている。さらに交通管理局は信号制御について、3年以内に四環路管内の交差点約800ヵ所以上の信号機を集中制御にする計画を立案。また2008年までに集中制御式信号を1,500ヵ所まで増設させる中期計画を立てている。2008年には「北京五輪」の開催が控えており、急ピッチでインフラ整備が進められている。道路交通網の拡大とともに、今後、交通管制システムの整備が急務となっている。

 :「交通管制」システムの初歩的なものとして、「信号機」による運行管制がある。「クルマ」中心の社会においては、歩行者優先の「横断歩道」を必要に応じて設けるのもままならない。多くの発展途上国と呼ばれる国々で共通した問題である(参照:本欄「バンコクの道路状況)。まずこの辺りから、ドライバーのモラル教育をしていかなければならない。しかしそれ以上に、「クルマ」の増加率のほうが早く、抜本的な対策を講じる必要がある。
 まず挙げられるのが、「信号機」による運行管制システムの導入がある。簡単なものとしては、ある一定の間隔にある信号機間での「時間差」や、「赤信号」・「青信号」等の点滅時間を変えるだけでも、「クルマ」の流れに効果があるという。わが国の東京都心などの幹線道路でお馴染みのシステムである(
参照:本欄「日本の交通管制(信号機)システム。またより有効な対策としては、交差点部における「地下立体化」方式がある(参照:本欄「日本の交差点での立体方式)。
 最近では、交通量をセンサーで感知してその情報をコンピュータ処理して、交通情報としてドライバーに伝達するシステム(VICS)もがわ国では進みつつある。今後、中国の主要大都市でもこれらの「交通管制」システムの導入が進められることになる。) 



 
≪Special Report≫
                     

 (参照):本欄「日本の交通管制(信号機)システム」(写真)

 (参照):本欄「日本の交差点での立体方式」(写真)

 (参照):本欄「
北京市、交差点での道路運行状況」(拡大写真)



 (参照):本欄「京瀋(北京〜瀋陽)高速道路」(料金徴収システムの導入)

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