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中国政府は、数次にわたる五カ年計画により、21世紀における国家経済発展の礎として、今後35,000kmに及ぶ12(「五縦七横」=五本の南北幹線、七本の東西幹線=地図参照〔註1〕)の主要自動車専用道路網の完成を、第9次5カ年計画(1996年〜2000年)において採択した(以下は、これまで完工した高速自動車道区間を紹介する)。
【中国政府、全国高速道路網の整備ーー新たに「7918構想」をスタート】
1990年代初頭には中国全土でもわずか500qほどしかなかった高速道路網は2002年度にはおよそ20,00qほどにも達した。これは従来からの全土を35,000qに及ぶ高速道路網で結ぶ「五縦七横」政策に基づいて計画・立案されたものである。ところで今回、新たに人口20万以上の都市を高速道路で網羅する「7918」構想(右記の図参照)が、2004年8月20日、国務院によって認可される見通しで、総延長は8万5,000qに達し、今後20年から30年をかけて整備する計画のようだ。この「7918」計画とは、北京から放射状に伸びる「7」路線、全国を南北に縦断する「9」路線、東西に横断する「18」路線から構成されている。総延長は8万5,000qほどに達し、その内訳は、@すでに供用されている高速道路網約2万5,000qと、A建設中の高速道路網約1万6,000qのほかに、B新たに40,000qほどが建設されることになる。しかしその一方で、急速なモータリゼーションの進行が環境に与える負荷を不安視する声や、財政難に苦しむ地方政府の負担増も、懸念材料ーーなどの声もあるようだ。
【註】 この計画では人口20万人以上の319都市を結ぶことにより、東部地域では原則的に30分以内に高速道路に乗れるよう設計される。
@ 「7」本の環状線には「1」〜「9」までの数字が使用される予定で、「北京〜上海」線が「1」号になる見込み。
A 「9」本の縦断線には「11」〜「79」の奇数番号が使用される予定で、遼寧省・瀋陽)市と海南省・海口市を結ぶ高速道路ナンバーは「15」号が想定されている。
B 「18」本の横断線には「10」〜「78」までの偶数番号がつけられ、江蘇省・連雲港市と新疆ウイグル自治区・霍爾果斯市を結ぶ高速道路は「30」号となる見込み。
●「五縦」とは、
@同江(黒龍江省)〜三亜(海南省)、A北京〜珠海(広東省)、B重慶(四川省)〜湛江(広東省)、C北京〜福州、D二連浩特(内蒙古自治区)〜河口(雲南省)を指す。
●「七横」とは、
@連雲港(江蘇省)〜ホルグス(新疆自治区イリ近郊)、A上海〜成都、B上海〜瑞麗(雲南省)、C衡陽(湖南省)〜昆明、D青島(山東省)〜銀川(寧夏回族自治区)、E丹東(遼寧省)〜拉薩(ラサ)、F綏芬河(黒龍江省)〜満洲里を指す。
●「三縦」とは、
@同江(黒龍江省)〜三亜(海南省)、A北京〜珠海(広東省)、B重慶(四川省)〜湛江(広東省)を指す。
●「二横」とは、
@連雲港(江蘇省)〜ホルグス(新疆自治区イリ近郊)、A上海〜成都を指す。
●「二路段」とは、
@北京〜瀋陽、A北京〜上海を指す。
【五縦七横の進捗状況】 (2003年末)
「五縦七横」プロジェクトは中国の国道主要幹線3万4.428kmを建設するもの。そのうち2003年末までに2万8,209kmが完成、4,556kmが建設中、1,663kmが未着工となっている。全線の完工は2007末が予定されている。
このうち、三つの高速道路主要区間とは、
@北京と遼寧省の瀋陽 (2000年9月全線完工)
A北京〜上海 (2000年12月全線完工)
B成都〜広西壮族自治区の北海 (2001年12月全線完工)
――などを結ぶものである。
また、四つの主要道路とは、下記の各地域を結ぶ、
@黒龍江省の同江と海南省の三亜との間
(浙江省甬台温(寧波−台州−温州)高速道路の平陽蒼南部分が2003年12月31日開通した。これにより黒龍江省の同江と海南省の三亜を結ぶ「同三線」高速道路の全線が開通したことになる。)
A北京と広東省の珠海との間
B江蘇省の連雲港と新彊ウイグル自治区の霍尓果斯(ホルグス)との間
C上海と四川省の成都との間
【参照】 中国高速道路建設の開通年代記 (2001年 現在)
【参照】 中国高速道路ネットワーク (2002年現在)
【参照】 中国高速道路ネットワーク (2004年現在)
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