2.河北省の道路現況河北省は首都・北京と天津の二大都市の周囲に位置し、華北、東北、西北地域の交通の中心地帯となっている。東は渤海に接する海岸線が487kmあり、西には山西省の石炭基地に接している。 また、遼寧、河南、山東および内モンゴル自治区と隣接しているため、河北省は、北京から全国各地に通ずる重要な交通路であり、エネルギー資源の輸送通路でもある。省全休の人々が経済建設を中心として、改革開放路線を堅持しており、経済の成長が迅速に進んでいる。 交通運輸設備では道路整備が長足の発展を遂げており、92年まで省全体の道路の供用延長が43,344kmに達し、その中で中規格道路の延長が44,195kmに至り、総延長の91.4%を占めている。高規格および準高規格の道路延長が30,818kmに至り、総延長の63.8%を占めている。 県と県の間には、アスファルト舗装道路を実現すると同時に、郷と郷および村と村の間も車とトラクターで走行できるようになった。85%の村にはアスファルト舗装道路が通っており、ここ数年来、高規格道路建設が急がれた結果、2級自動車専用道路と高速道路の供用延長が984kmに達し、総供用延長の2%を占めるようになっている。 京津塘高速道路(河北省) そのなかで供用をすでに開始したものに、北京〜石家荘の延長212kmの片側高速道路がある。これは国家計画による国道主要幹線道路のひとつであると共に、河北省の道路網のなかで交通量の最も多い、また経済効果の最も大きい幹線道路のひとつになっている。この道路は石家荘や保定など重要な都市と9つの県(市)を通過し、多数の国、省、県、郷の道路を結び、骨格となる重要な道路網になっている(参照:「河北省・京津塘沿線地図」)。 この経済的影響を受ける地域の面積は36,189km2で、省総面積の19.2%を占めており、この地域の人口は省全休の28.8%を占め、生産額は省全体の32.9%を占めるに至っている。 改革開放の拡大に対応するため、投資環境をさらに改善し、高速道路建設を一層早めることが必要である。第8期5カ年計画から2000年まで、優先して推進すべき主要幹線道路としては、京深(北京〜深セン)道路の河北省区間、京福(北京〜福州)道路の河北省区間、京津塘(北京〜天津〜塘沽)道路の河北省区間、北京〜秦皇島(最近、この区間が完工された)、天津〜保定、石家荘〜太原、石家荘〜青島、北京〜張家口など、全部で9路線1,367kmの高速道路あるいは自動車専用道路が計画されている。 北京を交通の中心として、石家荘、天津を交通の中継地として、10の省・直轄都市や、3つの港(秦皇島港、唐山港、黄港)、それに2カ所の石炭基地(大同、陽泉)などに向けて放射線状形態をもつ高速道路綱を目指している。これ以外にも沿海地域道路の整備改善、地方一般道路の整備を進め、発展させることや省内全体の通行カを高めること等を狙っている。
(参照):本欄「河北省・曹妃甸工業開発区」≪製鉄所・石油石炭・LNG基地・造船所≫ (参照):「遼寧省の高速道路完工区間」(写真)
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