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≪九州の港湾整備状況≫
「アイランド・シティ」(福岡市港湾局」HPより) ●博多港とアイランド・シティ
九州各地の中で、最大の取扱貨物量を誇るのが博多港である。2003年5月現在、32航路・月間174便の定期船が就航している。博多港の国際海上コンテナ取扱量は91年の約18万TEUから、2001年には約53万TEUとなっている。将来的には100万TEUを目指す。これまで九州には、大型コンテナ船が接岸できる水深15m規模のコンテナバースがなく、このため一度、韓国で中型コンテナ船に貨物を積み替える必要があった。そのため博多港では、2003年9月の完成を目指して、水深14m、幅200mの東側航路浚渫作業と、同じく水深14mのコンテナバースを完成させる予定である。これにより、5万トン・クラスのコンテナ船の入港が可能となる。今後は水深15mにまで拡大する予定。また94年に着工したアイランド・シティでは、特にコンテナ貨物の増加や船舶の大型化に対応すべく、最新鋭の外内貿コンテナターミナルを整備するとともに、広大な埠頭用地や物流用地を整備している。また、対岸の香椎ポートパークと一体的に運用することにより、国際コンテナターミナルゾーンを形成し、24時間対応の国際物流拠点としてアジアのハブポートを目指した取り組みが進められている。2003年9月には水深14mバース1ヵ所が完成する予定である。
●ひびきコンテナターミナル
日本初の外資を導入したPFI方式による北九州市「ひびきコンテナターミナル」(左記のイラスト参照)が2004年に開港する。同ターミナルは24時間・365日稼働の最先端機能を備えた港湾として発足する。同事業完成時における最大収容能力は300万TEUとなり、12のコンテナバースを備える。また最終的には、アジア諸国とのFTA(自由貿易協定)締結を先取りし、北米・欧州貨物の中継(トランシップ)機能としての国際ハブ港を目指す。現在、響灘港では5万トン級のコンテナ船が寄港できる水深15mのコンテナターミナルを整備中。この整備および運営はPFI(Private
Finance Initiatve)手法を導入し、建設にあたっている。供用開始の2004年までに、岸壁水深15mに2バース、水深10mに2バース、コンテナ取扱量50万TEU/年、埠頭用地約57ha(うち、コンテナターミナル約43ha)、港湾関連用地約65ha。また供用開始後の2020年までに、岸壁水深15mおよび16mに6バース、水深12mに4バース、水深10mに2バース、コンテナ取扱量150万TEU/年、埠頭用地約180ha、港湾関連用地316ha--などを目標に整備が進められる(註3)。
(註3:響灘地区や洞海湾沿海部では、電力の規制緩和に基づいて、自営送電線を用いた電力供給事業が可能となる。また「エコタウン」構想として、ペットボトル・家電・OA危機・医療用具などのリサイクル工場が稼働している。)

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(註:北九州市は2003年度中を目標にしていた「ひびきコンテナターミナル」の供用開始時期が2004年度にずれ込むとの見通しを明らかにした。運営会社の出資比率などに関する交渉が難航しているため。当初、PSA(シンガポール港湾公社)が60%を出資し、運営会社の主導権を握る予定だったが、業績不振などから34%への引き下げを決定。対応策を日本側で検討してきたが、景気低迷を背景に出資額の上積みに慎重な意見も多い。そのため、「出資協定締結までに1〜2ヵ月かかる」とみられ、その後の施設整備に要する時間などを勘案すると、供用開始は2004年夏以降になる公算が大きい。−−「日本経済新聞」、2003年5月19日付・要約)
(註:北九州市は、「ひびきコンテナターミナル」(HCT)について、同市と事業の中心となるシンガポールのPSA社、国内企業6社で2003年8月末に運営会社設立準備委員会を立上げ、年内の運営会社設立を目指す方針を固めた。同事業は当初、PSA社が60%、国内企業16社が30%、同市が10%を出資して運営会社を設立する予定だった。しかしPSAが2002年末に出資比率を34%に引き下げることを決定。引き下げ分を国内企業がどう分担するか調整がつかず、暗礁に乗り上げていた。ーー「西日本新聞」、2003年8月19日付・要約)
(註:北九州市の「ひびきコンテナターミナル」(HCT)にいて、同市は運営会社の設立に向け、主要参加企業7社と同市でつくる準備委員会を8月29日に発足させると正式に発表した(2003年8月19日)。2004年11月から12月ごろの供用開始を目指す。一方、HCTへのアクセス道となる「新若戸道路」について、同市は2005年(平成17年)度末の完成予定が、「平成20年代の早い時期」へと大幅に遅れる見通しを明らかにした。ーー「西日本新聞」、2003年8月20日付・要約)
◆「北九州ー八幡」間に天然ガス高圧供給導管を新たに敷設
西部ガスは2006年秋にも、北九州工場と八幡供給所の間に、天然ガスを高圧供給(1メガパスカル以上の圧力)できる新たなパイプラインを建設する。
@八幡供給所と福北工場の間にはすでに高圧供給のガス管が敷設されている。また天然ガスの調達先である。
A北九州エル・エヌ・ジーと北九州工場との間にも高圧導管を建設している。
B北九州工場と八幡供給所との間は中圧仕様導管のため、同区間に高圧仕様の導管を通すことにした。現在は、北エルから福北工場まで中圧(供給圧力0.1メガ〜1メガパスカル未満)で供給している。新導管の建設で北エルから福北工場まで天然ガスの高圧供給が可能となる。
●新北九州空港、2006年3月供用へ整備最終段階
2006年3月の開港に向けて新北九州空港の整備が最終段階を迎えている(右記の写真参照)。空港島への連絡橋や管制塔はすでに完成し、滑走路の整備もほぼ終えた。2006年1月にはターミナルビルの竣工を予定、基幹アクセス道路の未整備部分も開港までに開通する見通し。新空港は開港後、産業集積が進む北部九州エリアの新たな空の玄関口となり、24時間運用可能な海上空港として、航空物流面でも拠点的な役割が期待されている。
(参照サイト):「新北九州空港」(新北九州空港建設促進期成会)
【最近の北九州港湾動向】
■364日、利用を目指して、土・日曜日の港湾施設使用料を大幅減免
北九州港の太刀浦コンテナターミナルでは、税関の時間外の通関体制の本格実施及び荷役作業の共同化など、364日ゲートオープンする体制が整ったことから、土・日の利用促進および新規航路誘致策として、利用者の港湾コストの軽減を図り、364日利用しやすい港として、他港に見られない大幅な減額措置を実施する。−−(北九州市港湾局)
■響灘地区のビジネス(企業)向け情報サイト開設
響灘地区への企業誘致を目的としたビジネス情報サイトが開設された。「土地情報」「港湾物流施設の紹介」「北九州市国際物流特区」など、響灘地区に関する情報をまとめて紹介している。−−(北九州市港湾局)
■インターネット貨物情報提供サービスを開始
太刀浦コンテナターミナルの利便性の更なる向上利用しやすいターミナルを目指して、インターネットによるコンテナ貨物の情報提供サービスを、スタートした。このシステムは、インターネット上で船舶の入港状況からコンテナ貨物の搬出までリアルタイムでとらえることができるため、北九州市から離れた場所においても、迅速かつ効率的なビジネス展開に結びつけることが可能。加えて無料で求貨求車情報も提供している。−−(北九州市港湾局)
(参照サイト):「福岡アイランド・シティ」(福岡市港湾局)
(参照サイト):「ひびきコンテナターミナル」(北九州市港湾局)
(参照サイト):「北九州市の物流基盤」(北九州市)
(参照サイト):「北九州港」(北九州市港湾局)
【九州地域のインフラ整備状況】
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