重慶市の各種輸送機関ルート図

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 【重慶市モノレール】

    開通した「2号」線(重慶市内) 
 中国政府が西部大開発の10大プロジェクトの一つに指定した重慶高架軽軌道交通システム(モノレール=単軌鉄道)が2000年6月、正式に着工した。着工したモノレールの試験プロジェクトは長さ6,138mで、試験区間と二つの試験駅からなる。このモノレールは市内の繁華街を走り、市中心部の較場口と九竜坡区の新山村を結ぶ、全長約17kmで、駅は17カ所設置される。工事は2期に分かれ、2004年に第一期工事の「較場口〜大堰村」(13.5km)までが開通予定(参照:「重慶・モノレール完成予想図)。モノレールが全線完成すると、ピーク時の人員輸送能力は1時間当たり3万人に上り、短期的な年間人員輸送量は1億5,000万人、長期的な輸送量は3億人を見込んでいる。都市部の人員輸送量の5分の1を吸収し、沿線区域の輸送力不足を緩和し、環境汚染の低減などの改善をもたらすものと期待されている。市街地に丘陵が多い丘陵都市・重慶の特徴に合わせて、モノレールは高架跨座(こざ)式単軌システムを導入予定。

 重慶市、都市「2号線」の進捗状況
 〔2003年9月〕 重慶モノレール建設における進捗状況は、全長17.5kmのうち、第一工区が完工。2003年9月までに、全工区間のPC桁の取り付けが完了した。
 〔2004年6月〕 重慶市・高架モノレールの試運転が2004年6月28日、市民が見守るなか初めて行われた。
 〔2004年12月〕 観光客を対象とした営業運行が2004年12月11日から始まった

 【重慶市内の交通整備状況】
 
 ▼重慶長江第一大橋 (Photo(C):IHCC)
 ▼ETCの採用区間 (重慶市)

 人口約1,600万人を擁する重慶市は、長江と嘉陵江に挟まれた市街地におよそ300万人が暮らす、中国でも超過密都市の一つである。そのため、南地区と北地区の往来はこれまで、重慶長江第1大橋を経由して、重慶市街地を縦断するかたちで往来していた。しかし近年、重慶長江第2大橋の完成(1996年12月)によって、嘉陵江大橋から九龍坡区を経由して、重慶長江第2大橋へと抜けるルートを取ることで、所要時間の短縮を図れるようになった(上記の地図参照)。また、重慶長江第1大橋・嘉陵江大橋・石門大橋には近年、合計6レーンの「ETC」(自動料金収受)システムの導入が進められている上記写真「右」。このシステムを利用している車輛としては、通行料金の支払いに定期券を用いているタクシーやバスなどが、今のところ主要対象になっている。近年、重慶市内で車載器を装着した車輛はおよそ2万台ほどが見込まれ、中国でも最大規模のシステムとなりつつある。

 :現在、中国におけるカーナビの電子地図は、今のところ北京・上海・天津・広州の4都市で開発が終了。その他の都市では現在、情報収集作業が進められている。2005年までには全国のほとんどの都市でカーナビが実用化される予定。また2006年頃には自動車の販売台数が500万台(バス・トラック等を含む)前後まで拡大すると予想されている。将来的には、クルマの渋滞情報などを随時知らせるVICS(道路交通情報システム)などの活用が進むとみられる。)

 重慶市(都市軌道・「一環六線」構想)

 重慶市は、2006年から地下鉄「1号」線の工事を正式にスタートさせる。運行開始予定は2010年。走行区間は、朝天門から璧山となる見通し。重慶市は、地下鉄建設を含む中長期交通ネットワーク、「一環六線」を計画している参照:本欄「重慶市、将来の軌道交通体系(2003〜2010年前後))。「一環」とは地下鉄環状線1本、「六線」は地下鉄線4本と「軽軌」線2本を指す。地下鉄1号線は全長47km。地下鉄4本の総延長は255kmの見込み。「一環六線」は、三つの段階に分けて実施される予定。まず、第1段階では2010年以前に、1、2、3号線および6号線の一部分の工事を行い、「大の字」形の大枠をつくる。第2段階は2010〜2020年に実施予定。5、6号線および環状線の西部分を建設し、街全体の主要交通ネットワークを構築する。第3段階は2020年以降と見られているが、具体的な計画については発表されていない。地下鉄建設に必要な費用は、1キロ当たり3〜3.5億元(註)を予定。また、2本のライトレール(跨座式モノレール)のうち、1本はすでに観光路線として試運転を開始しており参照:本欄「重慶市・モノレール完成予想図)、もう1本も2005年に工事をスタートさせる予定。


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