2003〜2010年前後の軌道交通体系
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【路線識別】 ■ 1号線 ■ 2号線
■ 3号線
軽軌「3号」線(モノレール方式)
工事進捗状況
2007年4月6日、重慶市でモノレール「3号」線(跨座式)が着工した。市内を流れる嘉陵江には、モノレール用としては世界最大になる全長160mの橋がかけられる。全長は60km。重慶市を南北に縦断し、市内と北部の空港を結ぶ。建設費は58億元(約87億円)、2010年完成予定。完成すれば、市内を横断する「2号」線とあわせ、市内のモノレール交通網が完成する。
▽軌道交通3号線、「両站一橋」工事
重慶市における軽軌「3号」線(モノレール方式)のうち4ヵ所の最重要接続点の一つである「観音橋」駅の前工程工事(渝懐〔重慶〜懐寧〕鉄道の長江以北駅付近にある立体交差区間の下を通過するトンネル工事が完了した。この工事は、「空港」駅までの区間にある「龍頭寺」駅や「菜園堤大橋」などの順に実施されていく。これら4ヵ所の「接続点」は2005年上半期も継続して実施し、完工する予定である。これら「接続点」工事は、「3号」線の中で最も集積人口が多い地域であるため、工事の難所でもある。
●重慶で長江大橋開通、2008年以降はモノレールも利用
重慶市の南北を結ぶ菜園覇・長江大橋が2007年10月29日に開通した。同橋は2003年12月に着工。全長は4km、建設費は約20億元。同橋は、道路だけでなく2008年に一部開通、2010年に全面開通するモノレール「3号」線の利用する予定。重慶市は市街地を長江が通過しており、土地の高低差が大きいため、交通の整備に困難が伴ったが、川の南岸と北岸を結ぶ橋の完成で、市内各所が有機的に結ばれることになる。ーー(2007年10月31日)
≪最新情報/2009年度≫
◇国際協力銀行、重慶モノレール建設に融資
財政部によると、中国財政部の李勇・副部長と国際協力銀行(JBIC)の森田嘉彦・副総裁は2009年2月26日北京で、国際協力銀行が重慶市にモノレール「3号」線を建設するプロジェクトの第1期工事に融資する、無条件の貸付契約を結んだ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。重慶市に建設されるモノレール「3号」線第1期工事の総投資額は58億1500万元、うち国際協力銀行から日本円にして227億5千万円(16億800万元)が無条件で融資され、主に車両などの設備購入にあてられる。返済期限は16.5年(約3年の延長期間を含む)となっている。日本輸出入銀行(現・国際協力銀行)は1979年から中国への融資を行い、これまでに結ばれた貸付契約額はあわせて約146億ドル、84プロジェクトを支援してきた。ーー(「人民網」、2009年2月27日)
◇日立製作所、中国・重慶市軌道交通3号線向け列車制御システムを受注
日立製作所は中国の鉄道関連建設企業と共同で、重慶市軌道交通総公司より、重慶市軌道交通「3号」線(以下、重慶市「3号」線)の列車制御システムを受注した。今回受注した列車制御システムは、地上装置5セットと車上装置19編成分で構成され、地上装置と車上装置間の通信には無線を使用。日本メーカーが無線通信を使用した列車制御システムを海外で受注するのは、今回が初めて。中国では、社会インフラの整備が急速に進んでおり、現在、約40都市でモノレールや地下鉄等の都市交通システムの新設が計画されている。重慶市「3号」線は、中国南西地方の中核都市として人口約3,100万人を擁する重慶市の中心街を南北に縦断し、市北部に位置する国際空港までを結ぶ全長約60km、40駅(重慶市計画)の路線。本路線では、2005年6月に運転開始した重慶市「2号」線で実績のある跨座型モノレールが採用され、2010年末の運転開始をめざして建設が進められている。
今回受注した列車制御システムは、重慶市「3号」線の第1期工事分にあたる約20km、18駅の区間で使用されるもの、地上装置5セットと車上装置19編成分で構成されている。本システムでは、地上装置と車上装置間の通信に無線LANなどで用いられているISM帯(Industry-Science-Medical
Band)を使用した「CBTC(Communication-Based Train Control system)」と呼ばれる列車制御システムを採用。ISM帯を用いたCBTCは、海外の都市交通分野において国際的な標準になっており、従来のシステムに比べ、コスト面やシステム構築の柔軟性に優れている。日立は、鉄道総合システムインテグレータとして、車両および電気品、列車制御システム、受配電システムなど、さまざまな鉄道関連製品・システムを多数納入してきた。列車制御システム分野では、2008年に英国の鉄道インフラ保有会社であるネットワーク・レイル社と、欧州の列車制御システムの規格であるETCS(European
Train Control System)に準拠した列車制御システムの共同開発に合意したほか、中国企業と共同で高速旅客専用線向けの列車制御システムを受注するなど、グローバルな事業展開を加速している。ーー(2009年2月5日)
(参照サイト):「中国・重慶市軌道交通3号線向け列車制御システムを受注」(鞄立製作所)
■中国・重慶市軌道交通3号線向け・跨座型モノレール車両用駆動システムおよび分岐器を受注
日立製作所は重慶市軌道交通3号線(以下、重慶市3号線)向けモノレール車両用駆動システム114両分および本路線用分岐器11基を受注した。日立は、2005年に運転開始した重慶市軌道交通2号線のモノレールシステムを納入している。2008年9月には、重慶市3号線の列車制御システムを受注しており、今回さらに車両用駆動システムと分岐器を受注した。重慶市3号線は、中国南西地方の中核都市として人口約3,200万人を擁する重慶市の中心街を南北に縦断する路線です。今回の受注した第1期工事の区間は、2011年中の運転開始をめざして建設が進められている。今回受注した車両用駆動システムは、VVVF(Variable
Voltage Variable Frequency:可変電圧可変周波数)インバーター制御装置、モーターおよび静止形インバーター装置(補助電源装置)によって構成。また、分岐器は、鉄道の転轍機に該当するもので、鋼製の桁を直接転換させるモノレールシステム特有の装置。今回の受注により、日立は既受注の列車制御システムと合わせ、モノレールシステムの核となる3つの製品・システムを納入することとなる。
(参照サイト):「中国・重慶市軌道交通3号線向け跨座型モノレール車両用駆動システムおよび分岐器を受注」(鞄立製作所)
【註】
重慶都市軽軌の各路線に関するルートは、本欄:「重慶市、将来の鉄道交通体系」を参照してください。
(参照):本欄「中国の都市型地下鉄建設進捗状況」
(参照):本欄「都市内環状道路を利用し「モノレール」軌道を」
(参照):本欄「武漢市内のインフラ整備状況」
(参照):本欄「天津市内の交通インフラ整備状況」
(参照):本欄「北京市内の地下鉄整備状況」
●「重慶・軽軌」(CRT・2)のロゴ・マーク
(これからも、よろしくね !!)

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