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湖北省の北部と東部地域を結ぶ「武漢〜襄樊〜十堰」高速道路は湖北省・武漢と陜西省・西安とを結ぶ重要な基幹路線となる。この路線は全長447km、総投資額約140億元、工事は4期に分けて建設される予定。特に同路線は、西北部の交通環境を改善し、武漢・襄樊・十堰の自動車産業や同部品の産業集積回廊として発展を促進・加速する。また「襄樊〜十堰」間を結ぶ高速道路は、湖北省の北西部の要衝でもある襄樊と十堰を結び全長156km、総投資の58.18億元と概算されている。設計時速は100km、上下4車線で、全線立体交差のアスファルト・コンクリート路面になる。建設工期は36ヵ月。
特に、襄樊と武漢とを結ぶ区間の工事は地形が起伏に富みきわめて難易度が高い。
【註】 最近、「十漫高速道路」(湖北省の西北部に位置する十堰から漫川関〔陜西省との省境〕)の建設が世界銀行からの融資を得て、正式に始まる。
【孝襄高速道路の進捗状況】
この「武漢〜襄樊〜十堰」間を結ぶ高速道路建設区間のうち現在、具体的に進展しているのが「孝襄(孝感〜襄樊)高速道路」である。この路線は、湖北省の省都・武漢を通過する「京珠高速道路」の交差都市・孝感(参照:本欄「武漢市周辺の道路網」)から髄州を経由して襄樊に至る全長243kmの区間。全線上下4車線、幅員28m、全線立体交差のアスファルト・コンクリート路面、最高速度120km/h、総投資額72.6億元である。そのうち世界銀行が2.5億ドルを融資、2002年8月に施工開始、2005年12月の開通を目指す。現在、この「孝襄高速道路」の建設は第10契約区間において、全長800mにわたるアスファルト・コンクリートのテスト工事を始めたところであり(右記の写真参照)、今後正式な工事を開始する。
(△上記の写真説明=「孝襄高速道路」、この路線が開通すれば、「武漢〜襄樊」間は現行の半分の2時間ほどで到着する。予定では2005年12月に全線開通する。)
【襄樊市】 中国内陸部に位置する襄樊市はある意味では、中国の「へそ」ともいえる。完成品を中国全土に搬送するには、恵まれた土地柄ではあるが、産業集積の途上にある現在は、中国各地からの部品供給がネックとなっている。現在、湖北省内の高速道路網は急ピッチで進められているが、この「十堰〜襄樊〜武漢」間を結ぶ高速道路が完成することで、上海や武漢地区で生産される部品の輸送も比較的スムーズになる。 襄樊汽車産業経済開発区からクルマで10分ほどのところに襄樊空港が位置しており、国内線のみ週に20便ほどが飛行している。国際空港のある武漢までは特急電車でも3時間かかる。高速道路は3方向に延びているが、武漢までの高速道路はまだ全線が完工していないため、4時間ほどの道のりとなる。
【襄樊汽車産業経済開発区】 武漢市の郊外北東へ5kmほど行ったところに、襄樊汽車産業経済開発区が位置する(右記の地図参照)。同開発区は1991年に制定された総人口6.5万人、総面積48万km2を有する広大な敷地である。ここには東風汽車集団の工場群が点在し、外周2kmにも及ぶ自動車の走行テストコースが常設されている。
(参照):本欄「湖北省・道路重点建設規格図」
(参照):本欄「武漢市周辺の道路整備計画」
(参照):本欄「宜昌〜荊州〜武漢間の道路整備計画」 |