武漢市周辺の道路・鉄道網

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(出所:「中国高速公路地図」、ハルビン地図出版社、2002年)

(註:上記の地図中の各橋梁部をクリックすると関連の写真が掲載されます)


△武漢市の将来鉄道網図 
ー−−既存の鉄道網
  ーーー計画都市鉄道網


△武漢市の道路網図
ーーー道路


 【武漢市街地に架かる橋梁とトンネル計画】

 現在、武漢市街地周辺を循環する道路・鉄道に連結するかたちで建設中ならびに供用されている橋梁およびトンネル計画には以下のものがある。

 @そのうち、橋梁については、最も初期に建設されたものに、「武漢長江第一大橋」がある。同橋は、鉄道と道路の併用橋。橋梁部では上段が自動車道、下段が鉄道部(京広線:北京〜広州)となる。全長は1,670m、1957年に竣工。

 A次に建設された橋梁に、「武漢長江第2大橋」(PC斜張橋、主橋長1,877m)がある。完成は1995年。

 B三つ目の橋梁として、「武漢白沙洲大橋」(写真は「鋼橋技術研究会・写真館」HPより)がある。 同橋は武漢市に架けられた3本目の橋梁である。全長1,078m(中央支間長は618m)の3径間連続鋼・コンクリート複合斜張橋。1997年着工したのち、2000年9月に完成。この橋は武漢市を走る3本の環状道路のうち、中央環状線の一部をなす。

 Cそのほかに、「武漢天興洲長江大橋」(右記の写真参照)がある。この橋の仮称は「武漢長江第4橋」という。同橋は武漢市で二番目の長江を渡河する「道路・鉄道」の併用橋となる。この「武漢天興洲長江大橋」の全長は4,657m、全体の工事延長は6.3kmになる。総投資は110.6億元、工期は4年半を見積もっている。そのうち南部の分流地点は「張斜橋」形式、北部の分流地点はコンクリート製の「連続橋桁」方式を用い、上層部は道路、下層部は鉄道を敷設する。現行では世界で最も長い鉄道橋となる。

 【註】 今後、建設が進められる中国の在来線鉄道の高速化であるが、当然、「北京〜広州」間もその対象路線となる。したがって、高速で長江を横断するに際して、トンネルないしは橋梁が必要になる。ところで、この「武漢天興洲長江大橋」はその高速走行に対応した橋梁となるものとみられる。中国・鉄道部では、そのため約1.5億元(約20億円)をかけて、@列車と線路間の衝撃吸収A騒音の軽減B電磁気放射の防御C沿線周辺の緑化ーーなどの環境影響調査を計画している。特に、列車が高速で武漢市街地を通過するに際しては、@速度を時速200km/h(300km/h)から時速160〜100km/hへと落とす。A枕木とレールの間にゴム製の緩衝材を敷く。B橋桁と橋脚の間に支座を詰めるーーなどを予定している。

 D最後は、トンネル方式による「武漢長江トンネル」。このトンネルは武漢地下鉄1号線の第一期工事でもある。特徴としては、道路と鉄道との併用トンネル(全長:3,609m、総工費:約17億元)で、道路は片側2車線、通行は時速50km/h、日交通量は5.2万台を見込んでいる。工法は「沈埋トンネル」(上記の地図中では下から2番目の点線部分)

 (:トンネルの全長は3,609m、そのうち渡河部分が1,380mとなっている。トンネルの幅は34.9m、高さは4.5mで南洞口のある南口には料金所が設置される。トンネル断面は、@換気用通路、A片側2車線の道路、B地下鉄用軌道(地下鉄2号線用)ーーの3つの坑口からなっている。)

 
【註】 現在、武漢市周辺を走る28kmに及ぶ内環状線はすでに供用されている。そのほかに、88kmに及ぶ中環状線と188kmにわたる外環状線が建設中である。これにより2008年までに、武漢市は6本の橋梁、そのうち橋梁により3本の環状線で結ばれることになる。


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