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【重工業化の発展戦略を模索する珠江デルタ地域】
資料として最初にあったのが上記の「地図」であった(裏を返せば、そのぐらい関心が薄いエリアともいえる)。中国の東北エリアさらに西部エリアは何とか、産業発展の端緒が理解できたが、まさか広東省の「珠江エリア」まで延びるとは思わなかった。これでは、中国の各省に自動車から石油化学・製鉄・電気電子ーー等々、ありとあらゆる産業形態が競存することになる。かつての定説では「重化学工業」といえば、何をさておいて「東北3省」であった。確かに、広大な中国にあって、南部の「広東省」エリアにこれら「重化学工業」の基盤がないというのも、理屈には合わない。ところで、このエリアが発展していくためには、これまでの既存の中国産業発展史とは多少ことなった形態が要しよう。それは産業の原燃料である「石炭」から「石油」、さらには「LNG」や「原発」を基礎とした、産業形態をとらざるを得ないということである(註)。ある意味では中国の中にあって、最もこれまでのわが国における「産業発展」軌跡と類以したものになる可能性が見てとれる。また地政学的な位置からして、同エリアの特徴として、東南アジア地域との産業形態の接点が読み取れる(参照:本欄「インドシナ、「東西・南北」道路整備へ」)。
(註:かつての中国産業論では思いも因らなかった「広東省」エリアの重化学工業化政策であるが、これには布石がある。すなわち、従来の中国内陸部における石油資源の産出が、中国経済の高度化にともなって原油の大量輸入時代を迎えたことにより沿岸部、とりわけ東南アジアや中東に地理的に優位な立地条件にある「広東省」エリアが注目されたものといえる。)
(参照):本欄「市場経済原理に基づいた原油供給体制」
(参照):「中国最大の外資事業、恵州石化プラント」
■ 重工業化の発展戦略を模索する珠江デルタ地域
ー広東省・広州南沙埠頭/自動車ターミナルー
■ 発展が期待される珠江デルタ地域
ー火力・水力・LNG・原子力を利用した発送電ー
将来的には、LNGを使い域内を効率的に集中管理
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