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【西気東輸プロジェクトの事業推進過程】
この「西気東輸」プロジェクトは、三段階に分かれて事業が進められる。
第一段階は、川渝(四川省=成都〔Chengdu〕)天然ガス田から、年間30億m3の天然ガスを武漢(Wuhan)に送る。その後、武漢から信陽までのパイプラインを建設し、さらに上海まで運ぶ。
第二段階は、ツァイダム盆地(Golmud)の天然ガスを蘭州(Lanzhou)に送り、蘭州から西安(Xian)へのパイプラインを建設し、ツァイダム・陝甘寧・川渝の三大ガス田を、長江中・下流に至るパイプラインで年間80億m3を運ぶ。
第三段階は、タリム盆地の天然ガスを、パイプラインで東部へ輸送する。2010年には、190億m3を見込む。
第一期工事に必要な資材は手配済みで、2001年に西線と東線で同時着工し、2004年に貫通する予定である。
●西気東輸、東部エリア1,400kmの輸送が無事成功
▼今回、ガスパイプラインが完成したエリア
2003年10月1日から試運転を開始した東部エリアの「西気東輸(西部の天然ガスを東部に輸送する)」プロジェクトで、終着点となる上海に無事供給された。東部エリアのパイプラインは、陝西省・靖辺から上海市・白鶴までの全長1,485km。白鶴ガスステーションは、パイプラインから上海市内にガスを供給する唯一の分岐点にあたり、オルドス盆地、タリム高原から送られてきた天然ガスは、すべててここを経由して上海市内に供給される。上海市は、このエコエネルギーである天然ガスを利用した都市ガスに期待しており、2003末までに同市は1日当たりおよそ50万m3の天然ガスを利用可能にする。また同市は石炭工場、発電、冶金、化工、交通に利用する天然ガスの研究を進めており、同市の天然ガス市場拡大に「西気東輸」プロジェクトが大きな力を発揮するとみられている。ーー (2003年10月8日)
(註:なお上海市にはこのほか、東シナ海から日量180万m3の天然ガスが供給されており(参照:本欄「中国海域の石油・ガスパイプライン」)、これにより日量約230万m3程度の供給量を確保できる見通し。)
●西気東輸プロジェクト、全ライン開通 【最新】
西部の天然ガスを東部に運ぶパイプライン建設事業「西気東輸」プロジェクトで、甘粛省玉門に設置される圧送ステーションの最後の溶接が2004年8月3日に終了した。請負者の中国石油天然気総公司が明らかにした。これによりパイプライン全線が開通し、全線の輸送業務が予定通りに開始される見通しとなった。同プロジェクトのパイプライン総延長は4,000kmに達する。直径は1m余りで、溶接部位は35万カ所。溶接部位の円周合計だけで、1,100km以上になる。2004年1月1日の上海を皮切りに、現在では河南省・安徽省・江蘇省・浙江省・上海の20社へのガス供給がスタートしており、7月末までのガス供給量は累計5億m3を超える。 ーー(中国「人民網」、2004年8月4日)
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